大相撲三月場所の観戦なら日本相撲協会公認の本家へ。

四方山話

四方山話

ある親方の呟き1

さてマス席に着いて落ち着いた所で、今と相撲の精神的な話を私の解釈を織り混ぜながら少し話しましょう。 50年前の話は古くてわかりませんが、30年くらい前まではまだ少し大相撲の匂いが残ってた時代の話です。

私の好きな言葉に『貫禄』と言うのがあります。 これは、自分で出そうとしても出せない その人が持ってる人生や生き方が積み重なって、周囲が感じる『雰囲気』みたいなものでしょうか。 昔はそんな近寄りがたい『怖い人』がまだまだいました。代表されるのはやっぱり親方ですが、行司・呼び出し・床山にもそれなりの人はいましたし、 力士に限っては関取よりも若い衆で『10年選手』と呼ばれたら、立派な兄弟子で入門したての新弟子はびくびくしたもんです。 そうして大相撲は純然たる縦社会で、さしたるルールもないんですが規律が厳しく守られた気がします。

その『空気』を感じた人たちがだんだん少なくなり、一般社会とどこか同じような難しい時代になりました。 厳しかったけど義理人情も当然ありましたし、だからこそみんな歯をくいしばって頑張れたもんです。やっぱり『修行』は大切ですね。 大相撲は村社会で部屋は家族です。これは大相撲の根幹であります。相撲は人生の縮図と誰か言いましたが、今は果たしてどうなのか?

甘やかしたらろくな人間にならない。大横綱栃錦関は 生涯師匠に誉められたのは 14日目に優勝を決めて千秋楽に大内山を首投げで破った伝説の一番だけで 『今日の相撲は良かった』 一言だけです そんな逸話や資料がたくさん見れる現代において 今は果たしてどうなのか?

コンプライアンス、ガバナンス、パワハラ、セクハラ云々。
先日亡くなったアントニオ猪木さんも生前、『客に媚びるな』と散々選手に伝えてたそうですがファンサービスも時代と共に変化したようです。

大相撲は序ノ口から横綱まで同じ土俵で勝負します。 しかし、勝ち負けだけなら道端の犬猫のケンカと同じです。 礼を尽くして相手を敬い、軍配が反ったら動物的な本能で肉体を精一杯に闘い、勝負がついたら始めて人間に戻り お互いの健闘を称えあう。 そんな『様式美』と『相撲道』に満ちた『貫禄』のある取り組みがたくさん増える事を期待しながら 見てもらいたいと思っています。 そしてそんな取り組みを感じてもらったら その時は心から拍手してください。 でも、何でもかんでも拍手して甘やかしたらろくな取り組みが増えませんよ(笑)

ご来場の注意
  • 興行詳細・感染対策最新情報を相撲協会HPでご確認の上ご来場下さいますようお願い致します。
  • 入場券・出物引換券をお忘れ、紛失の場合ご観戦や出物引換の権利は無効となります。
    ※ご入場券、ご飲食お土産引換券はいかなる理由が御座いましても再発行は出来ません。
  • 相撲協会規定により飲食物の持込み並びに危険物、ビン、缶類の持込みは固く禁止されております。
  • ご来場は13時までにお越し下さい。以降は、お座席のご案内、ご飲食お土産のお届けにお時間を頂きお待たせする場合が御座います。又、土日祝は大変混み合いますので平日よりもお時間をいただくこととなります。
  • マス席でのご観戦のお客様は、ご購入頂きました人数様揃ってお越し下さい。
  • チケットに留めております「出物お引換券」もチケット同様に必ずご持参下さい。ご持参無き場合、お食事おみやげのご提供が出来ません。
    (代理店様当日引換えは、チケットと出物お引換券を当店にて当日お渡しいたします。)
  • 当日、お客様のお手まわり品・お手荷物(お土産品を含む)のお預かりは出来ません。
    (※他店及び法人契約等の入場券を取扱う場合、先様との契約上これに限りませんので予めご了承下さい。)

    特にマス席は1.3m四方で4名様お座り頂きますので最小限のお手まわり品でご来場ください。

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